ブックオフ ウィークエンド(前編)

この週末はヒマだったので、2日連続でブックオフ通いなぞしてみた。


まず土曜日に行ったのは、東京厚生年金会館の隣にある「新宿靖国通り店」。

数年前に「牛込柳町店」が閉店してしまってからは、ここが家から最も近いブックオフとなった。

と言っても歩くと20分はかかるため、ブックオフだけが目的で行くことはまずない。

せいぜい、新宿に出た帰りに気が向いたらたまに寄る程度だ。

この日も新宿で買い物をしたあと、天気もいいので寄り道がてら覗いてみることに。


店に入ってしばらくすると、店内の雰囲気がいつもと違うことに気付いた。

ブックオフ名物のあの歌(時間が〜足〜りないと〜♪)がまったく流れないのだ。

また、同じく名物である「いらっしゃいませ〜こんにちは!」のやまびこ地獄もいっさいない。

店内BGMには、なぜかメタル(おそらくハロウィン?)が延々と流れ、

たまに「○番で買い取りお待ちのお客様、査定が終了しました」という、

必要最小限かつ事務的なアナウンスが挟まれるのみ。

つまり、ブックオフといえば多くの人が思い浮かべるであろう、あの喧しさがまったくないのだ。

今まで数十軒のブックオフに足を運んできたが、こんなことは初めてだった。

あくまでも一部の店舗だけの実験的な試みなのかもしれないが、個人的には大歓迎したい。


なおこの日は、ちょっと気になるCDを見つけたものの、

定価1,200円の商品なのに1,950円の値札が付いていたので、

「これ、この値段で合ってますか?」と聞いたら、あっさり200円になった。

なんだか、得した気分だ。


そして、日曜日は今回が初めてとなる「大森東口店」に行ってきた。

都内の巨大ブックオフとしては、とにかくデカい「町田店」を筆頭に「西五反田店」「原宿店」「中目黒駅前店」

去年開店した「自由が丘駅前店」あたりがあるが、この「大森東口店」もかなりの規模だ。

3フロアが丸ごと売り場となっており、スペースに余裕があるため全体的にゆったりした雰囲気。

1階には、座り読み用(だと思うけど違うかも)のソファまで置いてある。

残念なことに、あの歌と「いらっしゃいませ〜」地獄(やや控えめ)は健在だったけど。


広々とした店内で、まずはCDの棚をひとつずつチェックして回る。

坂井泉水さんの訃報があってから、ヤフオクではZARDのCDが高騰しているが、

ここでは、ごく普通に特価品コーナー(250円とか)に並んでいて好感が持てた。

一方で、一部のゲーム系サントラCDにはプレミア価格が付けられていて驚く。

一例を挙げると……


スターフォックス64サントラ:9,750円

スーパーマリオ64サントラ:4,950円

ヴァルキリープロファイルサントラ:3,950円


などなど(いずれも開封済みの中古品)。

今後は、ブックオフも「まんだらけ」や「リバティー」化していってしまうのだろうか。

ちょっと心配ではある。


そんなこんなで結局10枚以上のCDと本を数冊購入し、満足して帰途に着いた。

"店が広くて気持ちいいし品揃えもいいけど、

さすがにちょっと遠いし、何かのついででもなければ当分来ないだろうな〜"

などと思いながら。


しかし、その予想は思いもよらぬ形で覆されることになる。

まさかあんなことになろうとは……。


to be continued...



<今日の結論>

久しぶりの更新だというのにネタもオチもなくてすみません。

思いがけず真面目にブックオフを語ってしまった。